女性の薄毛や抜け毛を七つのパターンに分類

抜け毛や薄毛というと男性に多い問題ですが、最近では女性の方の抜け毛や薄毛も珍しくありません。
ちょっと抜け毛が多いな、という程度だったのが気がついたらいつの間にか薄毛になっていた、ということがないよう、抜け毛や薄毛の原因を把握し、出来ることから改善していくようにしましょう。

 

一般的に女性の抜け毛には七つのパターンがあるといわれています。抜け毛にはさまざまな要素が複雑に絡み合っていますので、一つだけでなく複数思い当たることがある、という方もいるかもしれません。まずはご自分の抜け毛の状態を確認し、どこから改善すればよいか、的確に判断するようにしましょう。

 

 

 

◆脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)について

 

皮脂が過剰に分泌されることにより、頭皮の状態が悪化して起こります。脂漏性脱毛症を引き起こす原因となるのは、生活習慣や食習慣の乱れに加えて、皮膚への負担の多いシャンプーやヘアケア製品を利用していること、などを挙げることが出来ます。
また頭皮の汚れや皮脂分を落とそうと、余計なシャンプーやコンディショナーを利用してしまい、これが原因でさらに頭皮がダメージを受けることになってしまいます。過剰な皮脂分により、毛根が根詰まりを起こしてしまい、その結果毛髪に養分が届きにくくなり、抜けやすい状態が出来てしまいます。
脂漏性脱毛症を改善するには、シャンプーやヘアケア製品を頭皮に優しいものにすることや、食習慣を見直し栄養バランスの取れた食事を心がけるようにしなければなりません。

 

◆粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)の特徴

粃糠性脱毛症とは頭皮にある雑菌により炎症が起こり、大量のふけが生じてしまう症状を指します。粃糠性脱毛症になると頭皮にふけが溜まってしまい、これが原因で頭皮の状態が非常に悪くなり、かぶれ炎症が常に起こってしまいます。粃糠性脱毛症の原因を以下に挙げてみましょう。

 

・頭皮環境が悪く、雑菌が繁殖している

 

・刺激の強すぎるシャンプーなどを利用している

 

・整髪量などのヘアケア製品を常に利用している

 

・栄養バランスに欠ける食事により、頭皮の皮脂分が過剰になっている

 

・細胞角質に異常が生じている

 

粃糠性脱毛症になる原因は人それぞれですので、まずはきちんと診断してもらい、原因と考えられるものを取り除くようにしましょう。アレルギー性疾患を持つ人は粃糠性脱毛症になりやすいといわれていますので、心当たりのある方はアレルギーチェックも行うようにしましょう。
なるべく皮膚に優しいシャンプーを利用し、整髪量などは出来るだけ用いないようにしましょう。他にも体内のホルモンのバランスを保つ食事内容にし、頭皮環境を整えていきましょう。

 

◆瀰漫性脱毛症(びまんせいだつもうしょう)の特徴

びまん性脱毛症は女性に多いといわれています。頭の広い部分にわたって抜け毛や薄毛が見られるようになります。ヘアサイクルに乱れが生じ、毛髪が十分に成長しなくなります。
原因についてはいくつか考えられますが、

 

・加齢によるヘア周期の乱れ

 

・食事制限によるダイエットで栄養が不足している

 

・シャンプーの回数が多い、洗い方が悪い、すすぎが十分ではないなど

 

びまん性脱毛症は原因を特定することが出来れば、比較的容易に改善できるといわれています。

 

◆分娩後脱毛症(ぶんべんごだつもうしょう)の特徴

出産を機に抜け毛が増える症状を指します。妊娠初期や中期の段階では黄体ホルモンがたくさん分泌されていて、抜け毛が少なくなる方が多いのですが、妊娠後期になり今度は卵胞ホルモンの分泌が多くなると、抜け毛が増えやすいといわれています。

 

妊娠・出産に関連して起きるホルモン分泌の乱れにより起こされる症状ですので、出産後約半年から一年以内には、自然に解消されることが多いようです。
ただし抜け毛の度合いとどれくらいで自然に回復していくかに関しては、一人一人のケースで異なります。分娩後脱毛症を起こしている時期に、他の要因が重なると、症状が悪化したり、なかなかよくならないということもあります。

 

たとえば出産後の育児が大変で、体力的にも精神的にも負担が多くなると、分娩後脱毛症が長引くことが多いので注意しましょう。

 

◆男性型脱毛症の特徴

これは男性のように、前頭部や頭頂部が薄くなってくる症状です。近年とくにこのような女子男性型脱毛症が増えているといわれています。
主な原因はホルモンバランスの乱れ、加齢とともにこれまで多く分泌されていた女性ホルモンの分泌が減ることから、抜け毛が発生します。閉経前後の女性によく見られる症状で、女性ホルモンよりも男性ホルモンの割合が高くなると、男性の抜け毛のように頭頂部や額の生え際、前頭部に抜け毛が多くなったり、髪が細くなる細毛化が見られるようになります。

 

更年期の女性だけでなく、度重なるダイエットでホルモンのバランスが崩れ、栄養不足になっている方や、過度なストレスを抱えている方にも、この症状が見られることがあります。女性に特有の貧血や冷え性なども、男性方脱毛症を引き起こしますので注意しましょう。

 

◆牽引性脱毛症(けんいんせい脱毛症)の特徴

牽引性脱毛症とは読んで字のごとく、髪の毛がなんらかの理由で強く引っ張られることにより生じます。

 

ロングヘアの方で、いつも同じ位置で髪の毛をひっつめにしている方に多いといわれています。ポニーテールのように髪をぎゅっと引き絞り、突っ張らせておくことにより、その部分の皮膚に負担がかかってしまい、薄毛になることが多いようです。
対処法としては、結わえ方をゆるくしたり、場所を変えて結わえるなど、常に髪の結わい方を変えるようにしましょう。

 

◆円形脱毛症の特徴

 

円形脱毛症は髪の毛の一部分が丸い形に抜けてしまう脱毛症です。円の大きさは小粒の豆くらいから500円硬貨くらいの大きさまでさまざまです。発生する場所もさまざまで、頭全体にところどころあらわれることもあります。
円形脱毛症の原因は主に精神的なストレスにあるとされています。ストレスを感じることにより、それを和らげようと体の他の部分を損傷してしまうというのが、自己免疫疾患と呼ばれる現象になりますが、円形脱毛症もその一種とされています。
皮膚科で診断してもらうとともに、精神的なストレスを出来るだけ軽減するようにしましょう。

 

まとめ|抜け毛の症状を改善するには

 

すでに抜け毛や薄毛の症状が出ている方は、その原因についてよく考えてみましょう。原因が特定できなければ、有効な対策を取ることは出来ません。
頭皮に炎症があるなどの場合には、まず皮膚科専門医の診断を仰ぐようにしましょう。その上で日常生活を送る上で改善できることから取り組むようにしましょう。
抜け毛の原因として挙げられるのは、栄養バランスを欠く食生活睡眠不足喫煙過度のストレス頭皮に合っていないヘアケア製品を利用している、などさまざまです。これらに思い当たる方は、まずは生活習慣から変えてみるようにしましょう。
さらにシャンプーを頭皮に優しいものにする、頭皮の血行を促進する育毛剤を利用してみる、サプリで髪に良い成分を補給するなど、積極的に抜け毛対策を行いましょう