3つのステップを繰り返すヘアサイクル

ヘアサイクルという言葉をご存知ですか。私たちの体は日々、代謝によって新しい細胞に生まれ変わっています。もちろん髪の毛や頭皮も例外ではありません。そしてその髪の毛の生え変わりの周期のことを特に、ヘアサイクルと呼んでいるのです。

 

毛周期ともいわれるヘアサイクルですが、以下のような3つのステップに分けられます。

 

まずは「成長期」。この段階では髪の毛を作り出す毛乳頭や毛母細胞が盛んに活動して、どんどん伸びていきます。

 

次に「退行期」。この段階では、髪の毛の成長が衰えていきます。これは髪の毛を作っていた毛母細胞などが急速にその活動を弱めていくためです。

 

最後に「休止期」。この段階では、髪の毛の伸びが完全にストップし、それと同時に次の髪の毛が生えてくる準備が行われています。
そして、その新たな毛根に毛穴を譲るために、もともと生えていた髪はその役割を終えて抜け落ちていきます。ようするに髪が抜け落ちるのは、次の髪の毛が生えてくるサインでもあるわけです。

 

この3つのステップを何回も反復しながら、人の髪の毛は伸びては生え変わるというサイクルを繰り返していきます。その周期は短い場合では3〜4年、長い場合なら7〜8年となっています。

 

 

◆ヘアサイクルの狂いは薄毛の原因

 

薄毛というのは、このようなヘアサイクルに狂いが生じている状態といえます。たとえば成長期が本来よりも短くなってしまうと、その分だけ退行期と休止期がより長いスパンとなることになり、新しく生えてくる髪の毛よりも抜ける髪の毛の方が増えてしまいます。

 

それ以外にも、成長期に髪が十分に硬くなりきらないことも原因になります。
髪というものは生えたてのころはまだ産毛のように柔らかいのですが、成長期に入ってどんどん伸びていくうちに、徐々に硬く丈夫なものになっていきます。ところがこのステップが十分に行われないと、とても弱く抜けやすい髪の毛が育ってしまうわけです。

 

薄毛の原因となっているのがヘアサイクルの狂いにあるとすれば、問題となっているのはやはり成長期です。ということはこの逆に、成長期の髪の生え方を正しくして、元のような健康的なヘアサイクルに戻してやれば、自然と薄毛の対策となっていくわけです。

 

そのためにはまず、生活習慣を正すことが何より重要です。薄毛の治療はすぐ効果が出るものではありません。根気よく、自分の日常生活を見直すことから始めましょう。

 

また、それ以外にも現在では効果の高い育毛剤なども多く販売されています。何より大事なことが生活習慣の改善であることに変わりはありませんが、このような育毛剤の力を借りることで、さらなる効果的なヘアサイクルの正常化を期待することができるのです。